2014年06月08日

1つのハンドバッグが人生を物語る

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 香港モンコックMTR駅中で拾ったハンドバック

 みなさんにお知らせがあります。ボクはたまたまハンドバッグをMTRのモンコック駅で拾いました。この写真の女性用ハンドバッグです。開けてみたらなんと「全部」入っていました。つまり、、、

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身分証明書、パスポート、子供の出生証明書、銀行通帳、香港IDカード、MTRオクトパスカード


そして。。。

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 離婚証明書までもが。。。オイオイ



さらに。。。。


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なんとHk1万ドル相当の現金が。。。。オイオイオイ 今迄で拾った現金の最高額だぜww


 さて。。。あなたならどうしますか? 

 ボクは、、、これは天から降って来た神様の恵みだ!!と思ったのでありがたくちょうだい致しました。というのは冗談ですがww 海外で物をなくしたら戻ってこないのが当たり前です。カバンの中に身分証明など全て入っているので個人的にこれは返さないといけないなあと思いました。

 だれのカバンか分かっているのに返さないのは「泥棒」と全く一緒だとボクは思っています。じゃあ誰か分からなかったら?もちろん頂きます。え?頂くの?と思った方は多いと思いますが、海外では日本のように「警察に渡す」などとするやつは逆に変人です。その前に身分証明が入ってなくて身元が分からないのに警察などに渡したら警察が自分でぱくってしまう可能性もあります。

 え?警察なのに?と思うかもしれませんが逆に言えば警察だからこそできるんですよww 日本の常識など海外では全然通じないです。過酷な現実があるだけで海外では「拾った物を返さなかった人=悪い人」にはなりません。逆に落としてしまった人に対して「それはバカな事をしてしまったなあ、とられて当然だよ。」という見方です。
 
 ボクはこのカバンから暴き出される1人の子持ちのシングルマザーの人生を考えていました。銀行通帳の記録、給料明細などから彼女の現在の生活が見えてきます。1人で少ない給料をやりくりし生活しているのが見て取れて「子持ちで1人なのに凄く頑張っているなあ」と思いました。

 そうするとなおさらこの大事なバッグをなくしてしまった痛みが伝わってきました。特に元旦那さんと昔ツーショットで撮った写真を今だに財布の中に大事にしまいこんであったり、子供の出生届けや離婚証明などは本人たちの手形が乗っているのでなくしたら複製できないのでアウトです。

 最初このハンドバッグの中に携帯が入っていた訳でもなかったしどうやって彼女と連絡をとろうか?などと考えていましたが、給料明細に彼女の仕事場の住所が記載されているのを発見しました。ボクも知っている有名な飲食チェーン店でネット上で彼女の仕事場の電話番号を突き止めてすぐ電話しました。

  しかし別の店員さんが電話をとりました。「彼女がカバンをなくされたので。。。」と言うとその店員さんはすぐに反応を示しました。もうその事を知っていたようで「それは本当にありがとうございます!」と喜んでいました。彼女は今日は休みだとの事だったのでその店員さんに「カバン見つかりました!明日の午後その人はカバンを届けに来るので安心してください。と彼女に早く伝えてあげてください。」と言って電話を切りました。

 次の日、なぜか体がだるくて持って行くの面倒くさいなあ、なんで俺がこんなボランティアみたいな事しなきゃいけないんだ?などと思ったり、良く考えたら今からどこかにほったらかしにして誰かに拾わせるという選択肢もあるなどと全く違う事が頭をよぎりました。

 しかし期待して待っているその女性の姿や届けてあげた時の彼女の喜ぶ顔などがチラチラそっちゅう思い浮かんでくるのでああああ!違う事考えている場合じゃない行ってあげなきゃ!という思いにかれられ約束通り彼女の仕事場の住所へ向かいちょっと入り組んだ通りに彼女が働いている「飲食店」を見つけました。彼女に気づかれるようにわざとそのハンドバッグを右手に下げてお店に入りました。入るなりこっちもあっち側も即「あっ!」と気づきました。

 彼女はお客さんの注文をとっている所でしたがボクを見るなり駆け出してボクに近寄って満面の笑顔でボクの手をとって喜んでいました。なんか今その姿を思い出しただけでも胸があつくなります。というか本当にちょっと涙ものです。持って来てあげて本当に良かったと思えた瞬間でした。。彼女の満面の笑顔を見られただけでボクは本当に幸せだと思いました。

 今考えたらとても可愛らしい笑顔をしていた人です。昔の旦那さんとのツーショット写真でも彼女は本当にとても可愛らしい笑顔でうつっていました。心から自然に湧いた満面の微笑みは本当に何にも変えられないと心の底から思えました。

 ボクは彼女がお礼をしようとするのを避ける為に渡したらすぐずらかろうと考えていました。その時になって案の定彼女は現金を取り出して渡そうとしてきましたが必死で断りましたが現金を無理に握らされたので本当に避けようがありませんでしたww 

 お礼などイチミクロも期待などしていなかったしむしろお礼を避けようとさえ考えていましたが。。。お礼をもらった時は「本当に要らないのに」と思いましたがそのお礼はむしろ彼女が本当に嬉しかったという足跡になるのでそれはそれで大事にもらって保管しておこうと思った次第です。

  


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posted by 世界放浪異端児BS at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 人生を語るハンドバッグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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